父親の大腸ガンが発覚してから約1年半。
大腸のS字結腸という部分に癌が見つかり、まだ転移していないのでステージ3ということで手術して切り取ってもらったものの…
その後、転移が見つかりステージ4と余命の宣告。
そこから抗がん剤治療を始めたんですが、抗がん剤も効いてないようで、今日もCTなどの検査をしてくれたんですが…
検査結果はついに「緩和ケアも検討しましょう」だったそう。
抗がん剤も使っては検査し、種類の違う抗がん剤を使っては検査し…
という感じで色々な抗がん剤を試してくれたんですが(動脈のバイパス手術で、直接抗がん剤を注入できるようにとかも)、どれも効果なし。
がん細胞はどんどん大きくなってるし、転移もいろんなとこにしてるし。
分子標的薬も効果なくて、ロンサーフという殺細胞性抗癌剤が、ほんとにほんとに、これが最後らしいです。
これが効かなかったら、打つ手なしです。
と先生にはっきり宣告されてしまって、かなり凹む。
今まで使ってきた抗がん剤も副作用で相当しんどそうだったのに、ロンサーフという殺細胞性抗癌剤はもっと副作用が強く出るかもしれないらしいし、殺細胞というぐらいだから体力も削ぎ落とされてしまうそう。
自分だったら、もう治療はいいです。
って言ってしまいそうだけど、父親は
「8回裏まできてしまったな、次あかんかったら9回裏や。」
なんて言ってて、逆に勇気もらっちゃった。
父親を見てると、余命がほとんどない病人だと思えないのが不思議なぐらいです。
だからこっちは危機感をあんまり感じてないとこもあるんだけど、弱音も何も言わないけど、本人は相当しんどいんだろうな。。
抗がん剤治療、しんどすぎるのでもうやめます。
って病院で言ってる癌患者の人もたくさんいるのに、抗がん剤の副作用で一週間寝続けてることもあるのに、それでも最後まで希望を捨てない父親に尊敬。
多くは語らない父親だけど、最後の最後まで、背中で見せてくれる父親でいてくれそうです。