パッと見、まだ溝がギリギリ残っていそうなタイヤ。
偏摩耗にはご注意を。
車を購入して車検のために整備をしようとしたら発見した、危ないタイヤの偏摩耗をご紹介。
タイヤ 偏摩耗
よくあるタイヤの偏摩耗といえば、タイヤの内側だけが減ってしまう「片減り」と呼ばれるもの。
だけどこのタイヤ、タイヤの真ん中部分より、両側が異常に減っている(ショルダー摩耗)んです。
おそらく空気圧不足で、ローテーションも行われることなくずっと走り続けていたんだろう。
タイヤの溝の部分を通り越して側面まで削れてるし、右前についていたタイヤの内側なんてもうワイヤーまで出てる。
タイヤ 偏摩耗 種類
タイヤのブロックの端が羽根のように浮き上がってしまう「フェザーエッジ摩耗」や、急ブレーキをかけてタイヤがロックしたまま削れてしまう「スポット摩耗」などもありますが、主なタイヤの偏摩耗の種類は以下の3つではないでしょうか。
- 片減り
- センター磨耗
- ショルダー摩耗
片減りの原因
タイヤのどちらか片方の端だけが減ってしまう片減りは、タイヤが内側または外側に傾いているために起こる偏摩耗。
アライメント(キャンバー角)が狂っているためにそのようになるのですが、これは足回りの形状によって車重でキャンバーが変化する場合もあるので、原因は色々あります。
センター磨耗の原因
タイヤの中央部分だけが減ってしまうセンター磨耗は、空気圧が高すぎるために起こる偏摩耗。
タイヤの空気圧を高めにしておけば、設置面積が減って抵抗が少なくなるので、燃費も良くなるかも?!
なんて思って、空気圧を高く入れすぎると良くないです。
ショルダー摩耗の原因
タイヤの両サイドが減ってしまうショルダー摩耗は空気圧不足、もしくは、曲がる際にスピードを落とさずに曲がっていることが原因。
空気圧不足の場合がほとんどでしょうが、ショルダー摩耗している車は…
おそらくメンテナンスもろくにしてもらってこなかったんだろうなー、なんて想像できます。
タイヤ 偏摩耗 まとめ
月に1回でも3ヶ月に1回でも、ガソリンを入れるついでにでも、定期的に空気圧のチェックをしていれば、ショルダー摩耗にならなかったであろうかわいそうなタイヤ。
燃費に影響することはもちろん、空気圧不足で高速で走行すると危険だし、パワステ にも負担を与えます。
タイヤの空気圧、点検は定期的に!
もちろん、タイヤは新品に組み替えましたよ♪